ルーティングテーブルについて


こんなようなトポロジで、R1のルーティングテーブル調べたとき、
↓のように表示されますね。


C は connected(直接接続)、 R は RIP。


さてここでRIPの情報にちょい注目。
いつもスルー気味に見てたけど、今回ちゃんと勉強しましょう。


でもこれ、どう見ればいいの?って感じですね。



これは、

こういうことです。


「だから、なんなのよ、それ。」って思うのは、[ AD値 / メトリック ] とネクストホップアドレスでしょうかね。


AD値は、アドミニストレーティブディスタンス(Administrative Distance)値。

ルータは、RIP出しつつOSPFも出しつつEIGRPも出しつつ・・・とかできるわけで、
たくさんルーティングプロトコル受け取ったとき、
「どれを一番信用すればいいんだ?」ってなるわけですね。そのときの判断基準がAD値。
小さければ小さいほどえらいのです。信頼されます。

ルート情報 AD値
直接接続 0
スタティックルート(手動登録) 1
EIGRP 90
IGRP 100
OSPF 110
IS-IS 115
RIP 120

ここで一息・・・プロトコルまとめも参照してね



RIPは、あんまり信頼されてないんですねー。。



メトリックは、英和辞書で引くと
metric 測定の基準 って載ってます。
なにをもって測定の基準とするかは、ルーティングプロトコルごとに違います。

ルーティングプロトコル メトリック
RIP ホップ数(=通過ルータ数)
OSPF / IS-IS コスト(=10^8/帯域幅
IGRP / EIGRP 帯域幅、遅延、信頼性、負荷、MTU


コストについてですが、10^8、つまり100Mを帯域幅(Bandwidth)で割った値です。
帯域幅はネットワークが備えている最大の伝送速度。
もしFastEthernetならば、最大の伝送速度は100Mbpsなので、100M÷100Mbpsで1です。
Ethernetならば、最大の伝送速度10Mbpsなので、100M÷10Mbpsで10です。

イーサネットの表記方法も参照してね


帯域幅、遅延、信頼性、負荷、MTUについては・・・また今度。
(まだ私も講義受けてないし)



で。ネクストホップアドレス。
あて先ネットワークに到達するために、次に中継するルータのIPアドレスです。


これでいうと、192.168.2.2がネクストホップアドレス。
192.168.3.0に到達するためには、(自分<R1>から見て)次に192.168.2.2に送ればいい、ということです。


次に中継するところ、っていうのを覚えておいてね。




以上。