実習やった:passive-interfaceについて

・下図のようなネットワークを作ってルーティングを行い、passive-interfaceを設定する。

※コンソールケーブルは図から省略


★手順
PCの設定
ホストネームの設定
特権パスワード(平文・暗号文)
コンソールパスワード
telnetパスワード
全てのパスワードを暗号化(service password-encryption)
インターフェースの設定(R2のf0はno keepalive)
クロックレートの設定

ルータ2台分設定

RIPv1でルーティング

Wiresharkでモニタリングしてみる

↑赤いのがRIPv1。ブロードキャスト(255.255.255.255)で送信してます。


今PC側でモニタリングできているということは、ルータからPCにまで、RIPが送られてきているということです。
普通は、送らせないように設定します。
なぜなら、
●ルーティング情報をPCに送るのは無意味であり、無駄なトラフィックが増える。
●無駄にルーティング情報を送るのは、セキュリティ上よくない。
●PCに負荷がかかる。
・・・ということだからです。


なので、PCとつながっているインターフェースに、「アイツにはしゃべるな!」という命令を出します。

↑f0をpassive(消極的)なインターフェースにします。というコマンド。
※あの、これ、
ルータコンフィグレーションモードで、
インターフェースを引数にしてコマンドを打つ
ってとこポイントです。インターフェースコンフィグレーションモードじゃないんですね。CCNAに出るそうですよ。


show runしてみると・・・

↑RIPのとこ、passiveって設定されました。


Wiresharkでのようす。

↑矢印のとこ以降、パタッとRIPが送られてこなくなった。



ちなみに、R1とR2はシリアルケーブルでつながれていますが
R1のシリアルインターフェースを黙らせたらどうなるか。

↑黙らせてみる


↑show run


R2のルーティングテーブルを見てみる。

↑ルーティング情報が送られてこなくなって、ホールドダウン状態になってるようす。(possibly down)


しばらくして・・・

↑消えちゃった


じゃあR1はどうなってるの?と見てみると・・・

↑消えてないぞ


R1は、自分からしゃべらないようにしてるけど、
R2から受け取ったものはルーティングテーブルにのっけてるんですね。
しゃべらないけど、話は聞いてる、って状態。




ちなみに、またしゃべらせたいときはこのコマンド。



↑R2のルーティングテーブルに復活。