メトリックについてもうちょっと詳しく
このネットワークで、PC1からPC2へパケット送るとき、
RIPは上のルート選びます。
OSPFやEIGRPは下のルート選びます。
RIPのメトリックは、ホップ数(=通過ルータ数)でした。
だから、ルータの数が少なくて済む上のルートを選ぶんですね。
でも回線は64K・・・ものすごく遅いです。
でもRIPには伝送速度なんて見る機能はないので、
上のルートがホップ数が少ない=最速と信じて、一生懸命データ送るしかないんです。
この例は極端ですが、これじゃ非効率もいいとこですね。
対して、OSPFのメトリックはコスト(=/帯域幅)、
EIGRPのメトリックは帯域幅、遅延、信頼性、負荷、MTUを複合して計算した値。
いろーんな情報を見て経路を選択してくれるので、
もちろん下のルートを選びます。
→帯域幅の説明はルーティングテーブルについても参照してね
RIPよりも、OSPFやEIGRPが優先されるのも、納得ですな。