実習やった:トランクポートの設定

・下図のトポロジで、それぞれのネットワーク同士で通信できるように設定を行う。


★手順
スイッチにVLAN10〜30を作成
×3

スイッチのf0/1〜f0/3をアクセスポートに設定
×3

f0/10をトランクポートに設定。
アクセスポートでは1つのVLANにしか所属できなかったのが、
トランクポートでは複数のVLANに所属できるのでしたね。
コマンドは
(config-if)#switchport mode trunk


show int status、show vlan で設定内容を確認。



ルータのインターフェースを設定。
・・・て、3つもどうやって振るんだ??



ハイ!ここでサブインターフェースの登場です!
トランクポートにはサブインターフェースの設定がかかせません!


インターフェース1つじゃ複数のVLANに対応できないから、
サブを仮想的に作ってそいつらに対応してもらおう、てことです。


イメージ的には。

↑こんな感じ。親分f0が子分たちに矢面に立たせてる感じ。


サブインターフェースはf0.1とかf0.2とかって設定します。
このf0.1の.(点)は小数点じゃないですからね!(私コレ勘違いしてたんですけど)
f0 の子分、その 1、みたいな意味です。
ちなみにすごい数作れます。たしか、億とか。



ではさっそくサブインターフェースの設定してみましょう!
あ、サブインターフェースはルータに設定ですからね!
混同しないようご注意を。(私だけかしら)
スイッチにはトランクポート、ルータにはサブインターフェース。です。



サブインターフェースのコンフィグレーションモードに移ります。(カタカナ多いなー)
で、いつものようにIPアドレスサブネットマスクの設定ー、エンター!


ってやると、怒られます。

↑なんだなんだ?


excite翻訳で翻訳してみた。

そのサブインターフェイスIEEE802.10、IEEE 802.1Q、またはISL vLANの一部として既に構成される場合にだけ、LANサブインターフェイスでIPルーティングを構成するのは許されています。


IPアドレスとか振るまえに、IEEEなんちゃらの設定しろ、って言われてるようです。


はい。
実は、このトランクリンク上ではトランク用のプロトコルがありまして。
それが IEEE802.10、IEEE 802.1Q、またはISL 、です。業界標準プロトコルIEEE 802.1Q。
============2009/4/21追記============================
Catalyst 2950シリーズだと、IEEE 802.1Qしか使えないそうです。
それより前の2900とかだと、ISLも使える(ってかデフォルトがISLになってる)みたいです。
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1個のポートに複数のVLANのデータがごちゃごちゃ行きかってるわけで、
どのVLANとどのサブインターフェースが対応するのかっていう決まりを最初に作っておかなきゃなりません。


あぁもーめんどくさっっ!!!(#`д´)


・・・とか言わずに。
しかしデータがごちゃまぜになって迷子になるよりかはマシです。設定しましょう。



コマンドは、
(config-subif)#encapsulation dot1Q [VLAN番号]
です。
dot1Q っていうのは、IEEE 802.1Qのことで、一番使われているトランクプロトコルです。ISLはシスコ独自なのであんまりつかわれていないそうです。

↑これ打ってやっとIPアドレス設定できます。


その調子で、

↑f0.2も。

↑f0.3も。


そして、親玉インターフェースをno shutしてあげましょう。
サブインターフェースはデフォルトno shutされてるので、親玉だけでOKです。

↑f0が「changed state to up」、アップしましたと報告されます。
同時に、スイッチのポートのランプがオレンジから緑に変わります。



そうすると、show ip interface brief で、
最初↓こうだったのが



↑こうなる。



もちろん、ルーティングテーブルにも、「C」の直接接続の形で載ります。




各ホストでping打って疎通確認してみましょう。

通信できましたね!


次回はちょっと応用をやってみましょう〜〜