実習やった:スタティックルーティングとゲートウェイ

以前、ダイナミックルーティングとスタティックルーティングで概要だけ学びましたが、
今回は実際にやってみました。


ルータ同士で自分が持ってる経路情報をやりとりしてもらうんではなく、
ネットワークの管理者が、ひとつひとつ、手動登録するっていう、あれ。


コマンドは、
(config)#ip route [ネットワークアドレス] [サブネットマスク] [ネクストホップアドレス]
でしたね。



↑このネットワークでR1に設定する、としましょう。

↓こううつ。

※ネットワークアドレスは、ルータが知ってるネットワークではなく、
管理者が、そのルータに教えてあげたいアドレスですよ!
私も、RIPとかやったあとでコレなかなかスッと入って来なかったんですが。


R1は192.168.3.0のネットワーク知りませんから。

教えてあげましょう。



さてさて経路情報教えてもらったR1のルーティングテーブル見てみると・・・

Static、のSで経路情報のってますね!
AD値は1なので、直接接続の次に信頼されるってことですね。
んで、メトリックは0。←この場合、メトリックはなんなんでしょうかね・・・?



さてさて。
ここでR2にループバックインターフェースを新たに設定してみましょうか。



R1は、もちろんこの新参者のネットワークは知りませんから、
100.100.100.100にpingうっても通りません。

↑どこ?それ..... ってなります。


じゃあ、また管理者がR1に手動登録してあげましょう!



え、でもちょっと待って。
もしあと100個あるって言われたら?
もしさらにその先のネットワークが大規模だったら?
そんなん、いちいちやってられませんね。


そもそもつなげる先がインターネットなんかになったらもう手に負えません。



そんな時に活躍するのが、

ハイ!ゲートウェイです!


知らないIPアドレス宛のパケット来たら、もう全部そこにおまかせ!
っていうやつです。


コマンドは、
(config)#ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 [ネクストホップアドレス]
です。


なのでこのネットワークでR1に設定する場合、

↑こうなります。


ルーティングテーブルを見てみると。

Sの隣にアスタリスク*がついてるのがわかりますねー。
これが設定したゲートウェイ
※スタティックルートは追記型なので、上書きされません。


そして、ルーティングテーブルの上にこんな文言が。

last resortとは、「最後の手段」「最後の頼み」てことです。

最後の手段のゲートウェイは、このIPアドレス、ってことですね。



※ちなみに設定前はこんな風に表示されてます。

ゲートウェイはnot set。show ip routeだいぶうったけど、初めて読みました。



で、ゲートウェイを設定すると、

↑100.100.100.100だろうがー、

↑200.200.200.200だろうがー、
どこでもping通っちゃうわけですね。



おしまい。